建築で重要なこと
限られた不動産の中で、大切な財産を使って建築が生み出されることはとても貴重なことです。私たち建築士は、その大切なものを預かり、街に新たな資産を造り上げる使命を授けられた職業です。依頼人から与えられた命題に対して、どう答えを出し最適解へと導いていけばよいのでしょう。
全ては財産の提供者である依頼人(住まい手)のもの、そして新たな風景となる街のため、と考えます。建物の寿命が格段に延び、何世代にも受け継がれ、ライフスタイルや環境、時代の変化に適応できるものでなければなりません。
実際に使用する依頼人、住まい手が心から喜びを感じるような快適性、街の人に好印象を与えるデザイン、人が集まりコミュニティが生まれる環境、その建物が点となりやがて街づくりになっていくことが理想です。
建築はそういう力を持っています。新築でも既存建物のリノベーションでも同じことです。僕は、住まい手にも、ご近所の人々にも、街に対して、あたりまえのことを「責任」と「覚悟」をもって果たしていきたい。
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